ペントハウスを戸 建の屋上に設置する際の注意点は?詳しく解説

不動産

屋上に建てられた小屋、ペントハウスは、周囲の景色を一望できるという利点があります。

また、他の低層の建物に比べて、よりプライバシーが保たれる傾向があります。

さらに、日照を最大限に活用することができ、明るく開放的な環境を作り出すことができます。

ペントハウスの意味は2種類

一般的に、「ペントハウス」という言葉は、異なる2つの意味で使われています。

それぞれの意味を詳しく説明します。

高級マンションの最上階の部屋

最高階に位置している特別な部屋のことを、高級マンションでよく見かけることがあります。

この部屋は一般的に「ペントハウス」と呼ばれ、他の部屋とは異なる贅沢なデザインが特徴です。

また、この部屋では高層階からの景色を楽しむために、大きな窓が設置されており、自然光を取り入れることができます。

さらに、テラスが設けられていることもあり、屋外でのくつろぎや優雅な時間を過ごすことができるのです。

屋上にある小屋(塔屋)

一般的に、日本ではこの種類の建物を「ペントハウス」と呼ぶことが多いです。

マンションやアパート、一戸建ての屋上に設置された小屋のようなものも「ペントハウス」と呼ばれますが、高級マンションにおける「ペントハウス」とはまったく異なる物です。

この記事では、こちらの種類の「ペントハウス」について詳しく説明します。

この種類の「ペントハウス」は、「塔屋」とも呼ばれることがあります。

日本の建築基準法では、水平投影面積が建築面積の8分の1以下であり、かつ高さが5m以下の「ペントハウス」は、建物の階数には算入されません。

ただし、「ペントハウス」としての居住スペースとしては使用することはできません。

ペントハウスのメリット

塔屋を設ける場合、上の階に行くための階段やエレベーターが設置されている場所や、貯蔵スペースやマンションにある機械室のような場所、または高架水槽として使用されることが一般的です。

この空間は居住スペースとして使われることはありませんが、なぜ塔屋を設けるとメリットがあるのでしょうか。

ペントハウス経由でルーフバルコニー(屋上)への動線がスムーズ

ペントハウスを建てることで、ルーフバルコニーへのアクセスが容易になります。

例えば、塔屋を利用して屋上まで伸びるエレベーターを設置すれば、建物の利便性が向上し、バリアフリー対応にもなります。

もしエレベーターが不要な場合でも、ペントハウス内に階段を設けることで、外部に階段を設置する必要がなくなります。

これにより、ルーフバルコニーへのアクセスが簡便になります。

ルーフバルコニーの活用方法が広がる

雨の日でも快適に利用できるスペースを作るために、ペントハウスの屋根の先端部分を延長することができます。

その拡張部にはウッドデッキを設けることが可能であり、ここにテーブルセットなどの家具を配置することで、屋上バルコニーをより有効に活用することができるでしょう。

ペントハウスのデメリット

住宅を注文制作する際に、頂上部に広々とした屋上部分を設けるペントハウスを考慮する場合、いくつか留意すべき点があります。

メリットとデメリットの両方を比較検討した上で、ペントハウスの設置を検討しましょう。

天候の影響を受けやすい

ペントハウスは、住宅の最上部に位置するため、風の影響を強く受けやすく、天候の変化にもよりやすいというデメリットがあります。

高層階に位置するため、風の勢いが強くなることが多く、特に強風が吹く場合は、建物に対する防災対策が重要です。

また、天候が悪くなると、窓ガラスや外壁の汚れが目立ちやすく、定期的な掃除が必要となります。

これにより、掃除には手間と時間がかかる場合があります。

さらに、強い台風が発生した場合は、建物自体が揺れることもあり、住む人々にとっては不安を感じることもあるかもしれません。

ですので、ペントハウスを選ぶ際には、これらのデメリットについても考慮する必要があります。

日影規制の対象になる

ペントハウスは、周囲の住宅に日陰を作る可能性があるため、日陰規制の対象です。

近隣の住民の日照、採光、通風に悪影響を及ぼす建築物は許可されていません。

建築基準法には、周囲の住民が納得できるような条件でペントハウスを設置しなければならない規定がありますので、これに留意する必要があります。

固定資産税の課税対象に

ペントハウスを建てる際には、追加の費用がかかることがあります。

特に高さが1.5m以上ある場合は、その部分も延床面積に含まれるため、固定資産税の課税対象になることを覚えておくと良いでしょう。

まとめ

ペントハウスは2つの形態が存在することがありますが、日本では一般的には「塔屋」と呼ばれる小さな建物を指します。

このような塔屋は、屋上へのアクセスがしやすくなるため、便利な動線が作れます。

しかし一方で、天候の影響を受けやすいという点や、日陰の規制を受ける可能性があるという点にも留意する必要があります。

これらの要点を念頭に置きながら、ペントハウスの設置を検討しましょう。